研究紹介

計算知能システム研究室(秋吉研究室)

ネットワークを前提とした”集合知”や膨大な計算量を前提とした”機械学習”が、人・組織・コミュニティの知的活動基盤として、日常に大きく浸透し始めています。本研究室では、以下の研究に取り組んでいます。
1.”集合知”として創発と呼ばれる側面に焦点をあて、プロジェクト型組織の成長を促す組織学習フレームワーク
2.”機械学習”によりユーザの学習過程を分析し、身体知や暗黙知を抽出するための基盤技術

情報ネットワークシステム研究室(今井研究室)

将来のモバイル端末は現在よりさらに“桁違い”のブロードバンド性能や、”桁違いの”数のモノとの通信(IoT)も必要と予測されています。
当研究室では、このような状況を踏まえて、以下の研究しています。
1. 現在と桁違いに高速かつ経済的なブロードバンドモバイル通信を実現する光無線通信システム
2. 光や画像情報を用いた高精度位置検出法

オペレーションズ・リサーチ研究室(進藤研究室)

対称行列空間における最適化問題として有名な半正定値計画法を利用して、以下の問題にアプローチしています。

  1. 半正定値行列が満たす等式・不等式への応用。
  2. 半正定値行列の幾何学への応用。
  3. 金融工学への応用。
デザイン学研究室(杉本研究室)

形態・機能の数理、非線形ダイナミクスの数理、創造性の数理などを研究しています。
制作的な課題としては、芸術性を重視したデザインの実践を取り上げています。
最近の修士論文:ロバスト最適解を用いた多目的最適設計法の開発、編隊飛行を活用した旅客機運行システムの設計、感性情報を利用した意匠設計支援システムの開発、アフォーダンスをデザインする技法に関する実験設計学的研究、円錐曲線論と科学・技術の共進化に学ぶイノベーション・マネジメントほか。

社会情報システム研究室(瀬古沢研究室)

研究の基本的方針

  1. システム技術、数理計画、制御技術とその応用に関する研究を推進しています。
  2. 現実のさまざまな社会的/経済的システムを研究対象とする。
  3. 現実問題を数理モデルで記述し、対象システムの理解や最適化を図り、システム計画、分析、構築、運用制御システムを提案する。
  4. 企業研究者であった実績を生かし、理論と実際のギャップを考慮し、合目的的な研究を行う。
抽象数理構造論研究室(西澤研究室)

情報システムの形式的検証および代数系の圏論的分析を行なっています。

  1. モデル検査における抽象化
  2. クウォンテールの表現定理
  3. ストーン型双対性
暗号システム研究室(藤岡研究室)

通信路のセキュア化・信頼性向上を目的とした暗号技術やプライバシ保護技術を中心としたアルゴリズムに関する理論研究、通信や計算の信頼性を確保するための無矛盾な管理ポリシの策定や安全なコンピュータ管理といったシステム研究を行っています。

情報セキュリティ研究室(森田研究室)

研究分野:情報セキュリティ,暗号
研究の方向性:情報セキュリティにおいて、高速・少資源および安全性の向上を目的とする応用研究。
最近の研究:匿名性と識別性を考慮したプライバシー保護方法

実践知能システム研究室(山口研究室)

言葉の意味を記述するオントロジーを利用した議論できるAIシステム、産業別にAIシステムを構成する方法論を中心に、下記のような研究をしています。

  1. グループ討論に参加するAIシステムの構成法
  2. 業務担当者とAIエンジニアを橋渡しするAIプロデューサーの在り方
  3. 対話と動作を連携させた知能ロボットの構成法
数理科学研究室(山崎研究室)

非線形関数解析学を用いて、数学の立場から諸科学で現れる非線形現象を理論的に解析しています。
さらに、コンピュータを用いて数値実験を行い、理論解析結果を検証しています。具体的には、物質の溶解凝固問題、合金の成分分離問題、多孔性媒質内の液体浸潤問題、カラー画像処理問題、結晶成長問題などの理論解析を行っています。

無限次元確率解析研究室(吉田研究室)

本研究室では、数理解析を基礎として、工学、社会科学、自然科学における応用数理的諸問題の研究を行っている。なお、これらの数理的諸問題の解析結果を具体的にコンピュータにより実行させる技術の開発も研究テーマである。また、上記の応用的数理に加え、相対論的量子場の数学的構成の研究をはじめとして、無限次元空間上の確率解析、確率場、数理物理学の基礎研究を進めている。

教育工学研究室(内田研究室)

コンピュータを用いて教育システムに関するさまざまな研究を行なっています。

  1. e-Learning:研究室内の開発力を高めるためのさまざまなコンテンツの開発およびその効率的な運用を研究しています。
  2. 教育効果を高めるために、人工知能型ロボットを教育システムに導入するための方法論を研究しています。
  3. 教育効果を高めるために、バーチャルリアリティを教育システムに導入するための方法論を研究しています。