奨学金・留学
奨学金
応用化学領域
博士後期課程2年 山田 三瑠
私は、現在リチウムイオン電池(LIB)の研究を行っています。LIBはスマートフォンやパソコン、電気自動車などの動力源として注目されていますが、今後の益々増える使用要求に対応できる性能の向上など様々な課題があります。
私は学部4年生の時にLIBの研究に携わり研究が楽しく、「もっとLIBに関する研究やりたい」という思いが強く、大学院に進学することを決めました。大学院進学後はコロナウイルスの影響により、博士前期課程1年生の時思うように研究を行うことができない期間もありました。しかし逆にその期間があったことでもっと研究したいという思いが高まり、後期博士課程にも進学をしました。
研究結果については、積極的に学会で発表していきました。初めての学会はとても緊張し、うまく結果を伝えることができませんでした。しかし、積極的に様々な学会に参加し、少しずつですが自分自身の成長を感じました。
その結果、昨年日本材料科学会第27回若手研究者討論会でプレゼンテーション賞を受賞しました。これらの経験は自分自身の大きな経験になりました。
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初めての口頭発表学会の会場
第62回電池討論会 (パシフィコ横浜) -
日本材料科学会第27回若手研究者討論会で
「プレゼンテーション賞」を受賞
機械工学領域
博士前期課程2年 岡本 亮太
私は、大学の教員を目指し、日々研究に取り組んでいます。そのため、博士前期1年次から現在まで、機械系の学会や研究会などに積極的に参加し、自分の研究成果を発表したり、分野を問わず様々な人々と交流しました。学会で発表するためには、研究課題の発見、計画、実行、論文執筆、発表スキルが必要で、困難なこともたくさんあります。
しかし、それらを乗り越えた時には、頑張ったことによるやりがいを感じるだけでなく、自分自身に対する大きな自信にもつながりました。さらに、学会に向けて研究室の仲間たちと切磋琢磨したことや、学会参加のために遠方へ行ったことは、貴重な思い出となりました。
このように、大学院の研究生活は素晴らしい友人や、普段出会うことのできない先生や企業の方々に出会える貴重な期間です。
大学院給費生は、博士課程の学費が免除されるため、経済的にも精神的にも余裕が生まれ、研究活動に集中することができます。大学機関への進路を考えている方は、ぜひ大学院給費生を目指すことをお勧めします。
留学
経営工学領域
博士前期課程2年 村上蘭
私は、約9ヶ月間カナダのブリティッシュコロンビア州にあるトンプソンリバーズ大学に留学していました。前期は語学をメインに、後期は専攻である会計学を学びました。カナダで生活していく中で楽しいこともあれば壁にぶつかることも幾度もありましたが、それ以上に学ぶことが多くありました。留学中は、多国籍な友人との交流やボランティア活動、コミュニティに所属して積極的にチャレンジする姿勢を貫きました。留学は語学力向上だけではなく、友人との素敵な出会い、自分自身を見つめ直す良い機会です。いくつもの困難がありながらも何かを得ようともがき続けた日々は本当に貴重な時間でした。自分一人で新しいコミュニティに入り、たくさんの友達を作り、課題、就職活動、研究を両立させ9ヶ月間とても充実した日々を過ごした経験は自分自身に対する大きな自信につながりました。