FAQ

Q.大学院で勉強するメリットは何ですか?
技術者として、永きにわたって活躍するのに必要なさまざまな能力を養うことができます。
卒業研究では、実験装置の図面を引くことはあっても、設計は教員や院生がしている場合がほとんどです。なぜそのような形にするのかなどを理解しながら設計することは、設計の経験もさることながら、実験に関わる現象の理解が乏しい4年前期の段階ではかなり難しいからなのです。
部品リストの作成、測定機器など機器購入の打ち合わせ、一人前の技術者となるための訓練が、実験の準備の中で自然に行われます。また、研究成果を学会で発表するときなど、研究室内では得られない、さまざまなものの見方・考え方に出会えます。このようにして得た力が、大学院出(修士)が社会に出て評価される理由です。
たとえ同じ企業に入ったとしても、やりがいのある仕事を任せてもらえる人は、圧倒的に大学院出になっているのが昨今の実情です。
Q.大学院の授業は難しいものですか?
大学院では、大学学部の授業を発展させた内容や、より基礎的な内容について学びます。
各授業に必要な基礎的なことは授業中に復習したり、副読本が指定されたりします。
Q.大学院では研究ばかりするのでしょうか?
研究の他に、講義科目を履修してその単位を修得しなければなりません。
博士前期課程では、卒業要件単位数30単位のうち、18~22単位を講義科目によって修得することになっています。よって、1年次は講義に関わる時間と研究に関わる時間がおおむね半々になります。2年次では大半が研究に携る時間となります。
Q.経済的な支援はありますか?
本学では、経済的に心配することなく勉学に励み、安定した学生生活を送るための援助として、各種奨学金制度が設けられています。
(1)日本学生支援機構の奨学金
    第一種奨学金
    第二種奨学金

(2)神奈川大学の奨学金
    米田吉盛教育奨学金 神奈川大学大学院給費生
    〃         神奈川大学修学支援奨学金
    〃         神奈川大学海外活動支援奨学金
    〃         神奈川大学大学院研究・社会活動支援奨学金
    〃         神奈川大学出身者支援奨学金
    〃         神奈川大学外国人留学生授業料減免制度

(3)その他の学内奨学金
    村橋・フロンティア奨学金
    神奈川大学激励奨学金

※これ以外にも、外部団体による奨学金などがあります。
金額・出願資格等の詳細は、神奈川大学ウェブサイト「奨学金制度」ページで確認して下さい。
Q.一般的に、大学院を志望するときに注意すべき事項は何でしょうか?
大学院では10科目程度の講義を履修しますが、指導教員による指導が教育の大部分を占めると考えるべきです。
したがって、指導教員の選択が非常に重要です。当該分野で優れた研究をしている教員なのか、研究の手法がどのようなもので、自分が希望する教育を受けられるかなど、事前に調べたうえで指導教員を選ぶのが望ましいでしょう。